中国計量測試学会によると、中国でこれまでに1万7137件の国家標準物質が承認・発表していることが分かった。内訳は国家1級標準物質が3219件で、2級が1万3918件となっており、臨床化学分析や薬品成分分析、環境科学分析、物理的特性、物理的化学的特性測量など13分野をカバーし、民生保障や科学技術、経済、社会の質の高い発展に重要な計量技術のサポートを提供している。科技日報が伝えた。
標準物質はすでに確定された、一つもしくは複数の十分に均等な特性値を持つ物質あるいは材料で、生物や化学、医薬品など数多くの分野で「分銅」の役割を果たしている。経済発展の質を高め、産業チェーンやサプライチェーンの安全を保証するための重要な基礎であり、鍵となる。
政策誘導と市場ニーズの二重の後押しを受け、中国の標準物質はここ数年、急速な世代交代と大規模応用の時期を迎えている。2021年に新たに承認された国家標準物質は2050件、22年は1355件となった。さらに、中国の一部の標準物質は20以上の国・地域に輸出されており、国際的な認知度と影響力が持続的に高まっている。