2023年09月01日-09月08日
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「風雨の中でも燃え続ける」杭州アジア大会の聖火リレー用トーチ

2023年09月07日

 中国浙江省杭州市で23日から始まる第19回アジア競技大会(杭州アジア大会)の聖火リレー用トーチ「薪火」が4日、同省寧波市で引き渡された。聖火リレーは8日に杭州をスタートし、省内11都市を順に回って20日まで続けられる。科技日報が伝えた。

 トーチ「薪火」は全長73センチ、重量は1200グラム。上部は四角形で、下から上に向かって伸びるようなデザインとなっており、その輪郭と曲線は薪のように見える。

 聖火が複雑な気象環境下でも長時間燃え続けるにはどうすればよいか。トーチの上部には空気吸込口が隠されているほか、聖火トーチ燃焼システムに内外2つの出火口を設け、外側の出火口の火が消えた場合でも、内側は火炎噴射状態を維持できるようになっている。気象条件が回復すれば、外側の出火口は再び自動で火がつくように設計されている。

 聖火トーチ製造チームは実際のトーチを制作する段階で、燃焼システムのブレイクスルーを果たし、火が風速8級(毎秒17.2~20.7メートル)の風や大雨などの環境下でも燃え続け、その火種がはっきり見えるようにした。燃料にはクリーンで安全なバイオマスガスを採用した。

 トーチの金属部分は1070アルミ合金加圧成形プロセスを採用。表面はレーザー彫刻と陽極酸化の両工程で練磨している。手で持つ部分は回収可能なバイオマス材料を採用しており、環境に優しく、軽くて持ちやすい構造となっている。

 
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