世界初の都市夜間照明リモートセンシング画像集を発表

2023年09月15日

　中国の「持続可能な開発のビッグデータ国際研究センター」は、このほど開かれた第3回持続可能な開発のビッグデータ国際フォーラムの開幕式で、世界初の都市夜間照明リモートセンシング画像集「SDGSAT-1衛星微光画像集」を発表した。都市の持続可能な開発の研究にデータ支援を提供する。新華社が伝えた。

　同センターのセンター長を務める郭華東院士（アカデミー会員）は「画像集は微光条件下の地表環境要素探査分野の重要な成果だ。世界105カ国147都市の10メートル分解能の夜間照明データを収録している。これらのデータは都市の住環境構造と経済発展状況を十分に反映し、都市の持続可能な開発に関連する問題と政策決定にデータ支援を提供できる」と述べた。

　この成果は、SDGSAT-1衛星（持続可能な開発科学衛星1号）の探査優位性をフル活用し、得たものだ。

　同センター1基目の衛星として2021年11月に打ち上げられた。国連2030アジェンダの実現に特化した世界初の科学衛星でもあり、人類活動と自然環境の相互作用を詳細にモニタリングできる。

（写真は上海市）

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