2023年09月19日-09月22日
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中国、海洋温度差発電で新たな進展

2023年09月20日

 中国地質調査局広州海洋地質調査局が主導して開発した中国初の海洋浮遊式温度差発電装置の海上試験がこのほど成功した。中国の機関が海上で海洋温度差発電の原理検証を実施したのは今回が初めてとなった。人民日報が伝えた。

 海洋温度差エネルギーとは海の再生エネルギーの一つで、海洋表層の海水と深層の海水の間の温度差により形成される熱エネルギーを指し、極めて高い開発の価値とポテンシャルを持つ。科学調査船「海洋地質2号」が8月にこの装置を搭載し、南シナ海の水深1900mの海域で初の海上試験を行った。試験の総発電時間は4時間以上、最大発電出力は16.4キロワット(kW)、発電有効利用率は17.7%に達した。

海洋温度差発電装置を搭載した「海洋地質2号」

 
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