2023年09月25日-09月29日
トップ  > 科学技術ニュース>  2023年09月25日-09月29日 >  杭州アジア大会選手村、ロボットによる蚊の退治も

杭州アジア大会選手村、ロボットによる蚊の退治も

2023年09月25日

 中国浙江省杭州市で23日に開幕した第19回アジア競技大会(杭州アジア大会)の選手村では、選手や同行する役員・メディアに対し、食事・宿泊・移動などの24時間サポートサービスを提供している。スマートホームや5Gネットワーク、モノのインターネット(IoT)などの先端技術が幅広く応用されており、大会のサポートだけでなく、選手らに快適で便利な生活を提供している。中央テレビニュースが伝えた。

 銭塘江南岸に位置する選手村を歩くと、さまざまなスマートロボットに遭遇する。

 蚊を退治するロボットは、緑地や廊下を点検しながら蚊を捕まえる。研究開発チームの毛沢慶氏は「このロボットは人の呼吸の原理にならい、二酸化炭素装置が呼吸と同じ濃度と温度のガスを持続的に放出する。『人が呼吸している』と蚊に誤解させ、蚊が好む365ナノメートル(nm)の紫外線を放出することで、蚊を引き付け捕まえる能力を高めている」と説明した。

 選手村の拡張現実(AR)スマートバスは、全自動運転モードで乗客に乗り継ぎと解説のサービスを提供している。車載AR機能を融合した窓は、車外の実際の景色だけでなく、バーチャルシーンも融合して映すことができ、非常に不思議な光景が広がっている。

 選手村では、3Dプリンターを使ったチョコレート製造も行われており、杭州のランドマークである雷峰塔や三潭印月、城市之門などのチョコレートが3~5分で完成する。

画像は人民網日本語版(CCTV提供)より

 
※掲載された記事、写真の無断転載を禁じます