中国水素エネルギー連盟は8日、同連盟研究院が主導して世界で初めて打ち出した再生可能エネルギーによる水素製造・炭素排出削減の方法論がこのほど、国連クリーン開発メカニズム(CDM)理事会第119回会議で承認されたと明らかにした。CDMにおける124番目の大規模方法論となり、世界の再生可能エネルギー水素製造・排出削減方法論の空白を埋める。科技日報が伝えた。
中国水素エネルギー連盟研究院は2022年5月から現在まで、国家エネルギー集団水素エネルギー科技公司や氫溯科技公司などと共同で、再生可能エネルギーによる水素製造の排出削減能力の広範な調査と体系的な研究を実施。同方法論のシステム境界や、再生可能エネルギーの使用割合などの重要な要素を持続的に最適化し、最終的に方法論を打ち出した。
方法論の承認は、その完全性や科学性、適用性が権威ある機関から認められたことを示している。再生可能エネルギーやハイブリッド電力が対応する水電解水素製造プロジェクトに応用でき、専門ユーザーに供給できる。中国水素エネルギー連盟は今後、国家レベルの水素エネルギー産業シンクタンクの役割を果たし、自らの排出削減方法論を活用し、作業基盤を開発するとともに、再生可能エネルギー水素製造プロジェクトの炭素排出計算と炭素資産開発モデルプロジェクトの実施を推進し、中国の水素エネルギー産業の質の高い発展に貢献する。