三峡集団によると、国際コンサルティング・エンジニア連盟(FIDIC)「グローバルインフラ賞2023」の授賞式がこのほど、シンガポールで行われ、三峡集団が投資・建設し、管理・運営する金沙江白鶴灘水力発電所が「FIDIC Project Awards 2023」の最高賞「卓越プロジェクト賞」を受賞した。三峡集団は三峡ダム、三峡シップリフト、渓洛渡水力発電所、烏東徳水力発電所に続く5回目のFIDIC関連賞の受賞となった。科技日報が伝えた。
FIDICは今年度、「卓越賞」「傑出賞」「優秀賞」の3つの賞を設け、プロジェクトの規模に基づき分類。白鶴灘水力発電所は「卓越プロジェクト賞」を受賞した4つのプロジェクトのうち唯一の水力発電プロジェクトとなった。
同発電所は世界で技術の難易度が最も高い水力発電プロジェクトの一つで、①水力発電機の単体用量100万キロワット(kW)、②地下洞室群の規模、③円筒形放水圧力調整室の規模、④高さ300メートルのアーチダムの耐震性、⑤無圧増水時放流洞群の規模、⑥初めてダム全体に低熱セメントコンクリートを使用-という6つの主要技術指標で世界一を達成している。