2023年10月23日-10月31日
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江蘇省に中国最大規模のV2G実証センターが完成

2023年10月27日

 国網江蘇省電力によると、中国最大規模のV2G(EVから電力網への送電)実証センターがこのほど、江蘇省無錫市で稼働した。同センターは新エネルギー車50台から電力網に逆送電でき、電力網の需給バランスの促進、電力システム全体の運営効率の向上、分散型新エネルギーの信頼性の高い系統接続の実現などに対して重要な意義がある。新華社が伝えた。

 V2G(Vehicle-to-Grid)は電気自動車(EV)が充電ポールを利用し電力網との間でエネルギー情報の交換をやり取りすることを指しており、ピークを避けて充電し、電力網に逆送電するよう新エネ車オーナーをけん引する。このシステムにより、オーナーは対応する補助が受けられ、ピークカット・ピークシフトによって電力網が安定的に稼働し、ウィンウィンの効果が得られる。

 国網無錫電力供給公司の顧志強副総経理は「V2Gは新エネルギー消費と充電業界のトランスフォーメーション・高度化を支える重要手段だ。今回完成したV2G実証センターの敷地面積は1万4500平方メートルを超えており、太陽光発電・エネルギー貯蔵・充電・放電の複数の機能を融合している。今後は2期プロジェクトを建設し、スーパー充電、移動充電・バッテリー交換などを追加する。一度に144台の充電ニーズ、50台の放電ニーズ、400台のバッテリー交換ニーズを満たす」と説明した。

 国網江蘇電力マーケティングサービスセンターエネルギー計量部の段梅梅副主任は「江蘇省は価格誘導やプラットフォームの調節など複数の措置により、オーナーの許可を前提にEVの充電出力とタイミングをフレキシブルに調整し、電力負荷をより安定させている。また、予約充電モードやポイント奨励を設けることで、ピークを避けて充電するようEVオーナーを誘導している」と述べた。

 
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