中国重慶市でこのほど、2023年成都・重慶地区2都市経済圏「ゼロエミッション都市」共同建設記者会見が行われた。会見では、重慶市が2022年に市内全域の「ゼロエミッション都市」建設を開始してから、市全体で累計24種・1500以上の「ゼロエミッション都市細胞」が完成していることが明らかになった。中国新聞網が伝えた。
「ゼロエミッション都市細胞」は「ゼロエミッション都市」建設の基本単位。重慶市生態環境局党組メンバーで副局長の向霆氏は「重慶市は工業分野で市レベルのグリーン工場330カ所とグリーンパーク28カ所を完成させた。うち国家レベルのグリーン工場は81カ所、グリーンパークは8カ所、グリーンデザイン製品は60種、グリーンサプライチェーンは8本となっている。生活分野の面では、重慶市の中心市街地は2021年より未処理生活ゴミの埋め立てゼロと完全焼却を実現し、生活ゴミの分別収集は西部地域でトップになっている」と説明した。
向氏はまた、「渝北区と永川区で静脈循環産業パークが建設された。長寿区、涪陵区、璧山区ではそれぞれ、ゼロエミッション化学工業パーク、ゼロエミッション・シェールガス産業チェーン、ゼロエミッション電気メッキパークが建設された。また、江津区と九竜坡区で『ゼロエミッション農村』が建設された」と例を挙げた。こうした活動により、重慶市の廃棄物対策の特色がより顕著になっている。