第25回中国国際ハイテク成果交易会(高交会)では、人工知能(AI)に関する展示が数多く見られた。AI応用シーンが広がり、各業界の急速な発展を後押ししている。深圳晩報が伝えた。
車のルーフにロボットアームが取り付けられ、スマートカーがスマート航空機に変身する。この不思議な自動車は、小鵬匯天の陸空一体型車両だ。
この車は、ロボットアームやローターなどの飛行システムを折り畳むことで車内に完全に収納できる。車全体のデザインはスーパーカー風で、テクノロジー感あふれるコックピットは走行・飛行モードの自由な切り替えが可能だ。同製品は来年1月に北米のCES(コンシューマー・エレクトロニクス・ショー)に参加し、テクノロジーの魅力を全世界に示すことになっている。
科大訊飛の展示ブースでは、中国の「最も賢い国産大規模モデル」と呼ばれる訊飛星火認識基盤モデルV3.0(以下「訊飛星火」)を体験しようと、多くの来場者が足を止めていた。人々が訊飛星火に質問すると、速やかに正確な答えが返ってきた。
訊飛星火のような主体的に意思疎通を図る能力は、教育や医療などの国家経済・民生分野で高い価値を発揮し続けている。
AIとハードウェア技術の融合により、イヤホンは同時通訳の機能を持つようになった。2人が通訳イヤホンをつけて片方が一言話すと、わずか0.5秒で相手のイヤホンで正確に同時通訳される。それにより、双方は母語で円滑に交流できる。時空壺V3通訳イヤホンは現在40言語と93種の方言に対応でき、通訳の正確度は95%に達する。すでに世界の170以上の国・地域で販売されており、ビジネス、観光、教育などの業界で広く応用されている。