中国気象局はこのほど、海外ユーザー向けに開発した衛星リモートセンシング総合応用プラットフォーム「風雲地球」国際版を発表した。人民日報が伝えた。
「風雲地球」国際版は海外ユーザーのさまざまな需要に基づき、気象関連の中核業務に焦点を当て、気象衛星や数値予報などのマルチソースデータを取得し、カスタマイズ製品をスピーディに生成し、高い時間的効率性で国際サービスを行う。先進的な人工知能(AI)技術により、大量の気象衛星データを自動で分析、発掘、モデリングし、気象災害と異常気象をスマートに識別し、ユーザーの利便性と実用性を高める。雲図帳、要素、災害、気候、モード検証の5ジャンル、100以上のカスタマイズされたマルチスケール製品を提供し、各業務シーンに対応する。さまざまな国・地域が重点的に注目する気象要素、観測エリア、期間などを設定し、ユーザーの個別ニーズを満たすようにする。
中国は現在、9基の風雲気象衛星が軌道を周回し、世界129カ国・地域に資料と製品を提供している。うち32カ国が風雲気象衛星国際防災減災緊急時保証メカニズムの登録ユーザーになっている。