2023年12月01日-12月08日
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クブチ太陽光発電プロジェクトが系統接続

2023年12月07日

 三峡集団は2日、第14次五カ年計画(2021−25年)の大型風力・太陽光発電プロジェクトである蒙西拠点クブチ200万キロワット(kW)太陽光発電砂漠化対策プロジェクトが系統接続したと明らかにした。科技日報が伝えた。

 同プロジェクトは内モンゴル自治区オルドス市のクブチ砂漠の奥地に位置し、三峡集団傘下の三峡エネルギーが億利集団と共同で投資・建設したものだ。プロジェクトの発電設備容量は200万kW、敷地面積は約6667ヘクタール、最大充電・放電出力が400メガワット(MW)で、総備蓄容量が800メガワット時(MWh)の蓄エネシステムと、約6667ヘクタールの砂漠化対策生態建設プロジェクトが合わせて建設された。

 プロジェクトの年間平均発電量は約41億キロワット時(kWh)で、標準炭の消費を年間約123万トン、二酸化炭素排出量を年間約319万トンそれぞれ削減できる。低侵襲気流植樹法や風向きデータ法、ドローン播種などの先進技術を採用し、砂漠化修復・対策面積は約6667ヘクタールに上り、黄河への砂の流入を年間平均約200万トン減少させる。

 プロジェクトは「パネル上の両面発電、パネル下の2層生態、パネル間の2層養殖」という立体生態太陽光発電砂漠化対策モデルを採用。二重ガラスコンポーネントによりパネル上の両面発電を実現し、発電量を5~10%増加させる。また、パネル下では牧草や生薬などの作物を栽培し、立体的な生態栽培を実現。パネル間では鶏を飼った後に羊を飼うという「家畜・家禽・草結合」砂漠化対策技術による養殖を実施する。家畜と家禽の糞便で土地改良を行うなど、複数の効果を実現している。

 
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