近年、中国の企業や製品の海外進出が相次いでいるが、3Dスキャナーと3Dプリンターもその一例となっている。
知象光電Revopoint社の創業者兼最高経営責任者(CEO)の周翔氏は「欧州のある医師は、われわれの3Dスキャナーを使って、フィット感に優れた義肢を製作した」と語った。2014年設立の中国企業である同社は、微細構造光チップから高精度3Dビジョンアルゴリズムまで、独自の技術体系を確立。3Dスキャナーは販売台数が増加しており、世界150以上の国や地域にエンドユーザーを持つ。
アマゾンの3Dプリンター・カテゴリーにおける販売業者トップ3はいずれも深圳に拠点を置く企業で、市場シェアの90%近くを中国の販売業者が占めている。
税関の統計によると、2023年1~6月、中国のデスクトップ型コンシューマー向け3Dプリンターの輸出台数は146万9000台で、金額は22億元(1元=約20円)近くに達した。中国の3Dスキャナーと3Dプリンターの販売業者は現在、世界の市場をより幅広く開拓しており、中国のスマート製品が世界各国・地域のさまざまなユーザーに提供されている。
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