中国航空工業集団は13日、空中消火機「新舟60」がこのほど四川遂寧安居空港で、超低空放水テスト飛行に成功したと明らかにした。科技日報が伝えた。
同機は6トンの水を満載し、55メートルの超低空で定点放水を実施。消火システムのコア技術指標でブレイクスルーを果たした。今回の成功はプロジェクト開発プロセスにおける節目の意義を持ち、今後の耐空証明とユーザーへの引き渡しに向けて、基礎を固めた。
「新舟60」は中国航空工業集団の民生用製品で、国家航空緊急救援分野の「精鋭」となる。優れた低空・低速・機動性を持ち、複雑なシーンにおける超低空消火作業に適しており、自動放水と手動目視放水が可能だ。
また、独自の知的財産権を持ち、耐空基準に沿って開発されており、放水・消火、空中通信・指揮、火災予防・モニタリングの機能を持ち、人員や物資輸送の緊急救援任務も担当できる。
サイエンスポータルチャイナ事務局が、中国の科学技術に関するニュース記事を人民網と共同通信の記事より選んで、日々届くフレッシュなニュースとしてお届けしています。
下記よりご覧ください。