中国広東省珠海市で12日、次世代水上救助ロボット「海豚(イルカ)3号」が発表された。珠海雲洲智能科技は「イルカ3号」を広東省赤十字会など7つの救助機関に寄贈し、共同で「生命智尚」公益計画を開始した。科技日報が伝えた。
次世代水上救助ロボットは従来の製品と比べ、体積が15%縮小し、速度が倍増し、航続距離が130%増加しており、よりコンパクトで、高速・高機能・スマートになっている。最大曳航能力は1トンに上り、ボートの緊急時の動力源にもなる。実測速度は秒速7メートルで、救助の反応速度と効率を大幅に高める。
同製品はスマート化の程度が高く、事故発生時に水中に投じるだけで自動で電源がオンになり、態勢を整えるため、人手によって電源を入れる必要がなく、すぐに救助態勢に入ることができ、貴重な救助時間を大きく節約できる。また、2本のアンテナにより、水中に投入された瞬間に秒刻みの測位と方向測定を行い、救助活動に正確なナビゲーションを提供する。