2024年01月22日-01月26日
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中国、有効発明特許保有件数が400万件超える

2024年01月22日

 中国国家知識産権局の関係者はこのほど開かれた国務院新聞弁公室の記者会見で、2023年末時点の中国国内(香港・マカオ・台湾地区を除く)の発明特許保有件数が前年同期比22.4%増の401万5000件となり、世界で初めて有効発明特許保有件数が400万件を超えた国になったと明らかにした。中国経済網が伝えた。

 知的財産権によって、発展の新たな優位性を急速に形成するイノベーション企業がさらに増えている。現在、中国国内の有効発明特許のうち、企業によるものが7割以上を占め、イノベーションを推進する主要な力となっている。国家ハイテク企業やテクノロジー型中小企業の有効発明特許保有件数は前年同期比24.2%増の213万4000件で、中国企業全体の73.4%を占めている。400万件以上の中国国内有効発明特許のうち、高価値発明特許保有件数は166万5000件で、全体の41.5%を占めている。

 知的財産権は、企業のより長期的で安定した質の高い発展を推進する。23年末現在、中国国内で維持年限が10年以上の有効発明特許は前年同期比35.4%増の60万2000件で、第13次5カ年計画(2016~20年)末期の2.4倍となった。また、中国の地理的表示(GI)製品の累計承認件数は2508件で、集団商標・証明商標としての地理的表示の登録認可件数は7277件、地理的表示専用表示経営主体は2万6000社、地理的表示製品の年間生産高は8000億元(1元=約21円)以上となっており、農村の全面的な振興を効果的に推進している。

 
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