中国の5番目の南極観測基地である秦嶺基地が7日、運用開始となった。同基地は通年の科学観測拠点として、陸地や海洋、大気、氷河など総合科学観測プロジェクトの実施を単独でサポートすることができる。人民網が伝えた。
中国大陸における南北の分水嶺である秦嶺は、東西を結び、南北を融合し、万物を育んでいる。今回ロス海に建設された新しい基地には、この「秦嶺」の名が付けられた。
新基地は建築面積5244平方メートルで、夏季観測者80人、越冬観測者30人を収容できる。軽量で高い強度を誇る建築技術と材料は、マイナス60度の超低温と海岸環境の腐食への耐久性を持つ。