中国工業・情報化部(省)によると、2023年末現在、中国の5G基地局数は337万7000カ所、5Gスマートフォンユーザーは8億500万人となった。人民日報が伝えた。
中国ではインターネット関連のインフラ整備が日々進んでいる。世界最大規模の光ファイバー・モバイルブロードバンドネットワークが構築され、国内の行政村の5G開通率は80%以上となっている。通信用と一般社会用の電柱資源の双方向共有が大きな成果を上げており、90%以上の基地局で共同建設と共有が実現しているほか、5G基地局1カ所当たりのエネルギー消費量は商用化初期より20%以上減少している。
5G技術産業の技術標準やネットワーク設備、ターミナルデバイスなどのイノベーション能力も増強されている。また、軽量化5Gコアネットワークやオーダーメイド基地局などの商用化も進んでおり、5G工業ゲートウェイや巡回点検ロボットといった新型ターミナルデバイスの開発も行われている。
また、5Gスマートフォンユーザーが増加し続け、5Gのパケット消費が急増したことにより、モバイル通信市場の発展の余地が効果的に拡大している。2023年末現在、中国国内で5Gネットワークに接続して利用されたパケット量は全体の47%を占めた。