2024年03月18日-03月22日
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中国の造林面積、2023年は約400万ヘクタール

2024年03月18日

 中国では3月12日、46回目の「植樹の日」を迎えた。全国緑化委員会弁公室が発表した「中国国土緑化状況公報」によると、2023年に国土の緑化がさらに進んでいる。中央テレビニュースが伝えた。

 公報によると、2023年における中国の造林面積は約400万ヘクタール、草原改善面積は約438万ヘクタール、砂漠化・石漠化した土地の改良面積は約190万5000ヘクタールだった。

 同年、中国全土で実施された重要な生態系保全・回復プロジェクトは96件、国土緑化モデル試行プロジェクトは25件だった。遼寧省、山東省、河南省、重慶市、四川省、寧夏回族自治区は緑化モデル省の試行地として、山・川・林・田・湖・草・砂の一体化保護・回復プロジェクトを推進し、表土流失改善面積は6万3000平方キロに達した。

 中国工程院院士(アカデミー会員)の劉世栄氏によると、ここ約20年の世界の緑化のうち、4分の1は中国によるもので、「それは主に植樹と造林による緑化だ。砂漠や西北エリアの乾燥地帯のほか、東エリアの一部地域など、全ての地域で国土の緑化が進められて、緑が増えている」と強調した。

 中国では今年、約666万6667ヘクタールの国土緑化を目標としており、うち造林面積が360万ヘクタールとなる。国家林草局の最新統計によると、現時点で、その面積は約46万6667ヘクタールに達している。

画像は人民網日本語版(CCTV提供)より

 
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