中国インターネット情報センター(CNNIC)がこのほど発表した第53回「中国インターネット発展状況統計報告」によると、2023年12月現在の中国のネットユーザー数は前年同月比2480万人増の10億9200万人で、インターネット普及率は77.5%に達した。新華社が伝えた。
ネットワークインフラ整備の面では、23年12月現在のIPv6アドレス数は32ビットブロックで6万8042個、国別コードトップレベルドメイン「.CN」の数は2013万個で、ブロードバンド接続ポート数は11万3600万件となった。完成した5G基地局は累計337万7000カ所で、すべての地級市(省と県の中間にある行政単位)中心部と県政府所在地をカバー。5Gとギガ級光ネットワークで構成される「ダブルギガ」ネットワークは、スマート製造、スマートシティ、農村振興、文化観光などの革新的発展を全面的に牽引している。
報告によると、中国は23年に情報化サービスの普及を加速させ、情報格差の縮小に取り組んだ。公共サービス関連アプリの普及が加速し、オンライン配車の利用者数が9057万人増加し(前年同月比20.7%増)、インターネット医療利用者数が14.2%増の5139万人となった。スマートモビリティやスマート医療などの持続的な発展が、ネット利用者のデジタル生活をより豊かなものにしている。
CNNICは1997年より中国インターネット発展状況統計調査を企画・実施し、定期的に報告を発表している。報告は中国のインターネット発展状況を知る上で重要な参考材料になっている。