中国航天科技集団によると、3月27日に太原衛星発射センターからキャリアロケット「長征6号改」を使い、「雲海3号02星」が打ち上げられた。衛星は順調に予定の軌道に入り、打ち上げが成功した。同衛星は主に大気・海洋環境探査や宇宙環境探査、防災・減災、科学試験などに用いられる。中国新聞網が伝えた。
「雲海3号02星」と「長征6号改」は中国航天科技集団第八研究院が開発を主導。「長征6号改」は中国の次世代固体燃料バンドル中型キャリアロケットで、2段半の構造が採用されている。ロケットは全長約50メートル、離陸重量約530トンで、高度700キロの太陽同期軌道における積載能力は4.5トン以上となる。同ロケットの打ち上げは今回が5回目で、長征シリーズキャリアロケットの打ち上げは今回が514回目となった。