中国青海省西寧市にある国家農作物遺伝資源重複保存バンク(西寧)は、重複保存形式で保存される農作物遺伝資源バンクで、種子の「ノアの方舟」と呼ばれている。中国新聞網が伝えた。
1974年、当時の中国農業部(省)は中国各地に農作物の品種資源保存庫を建設することを打ち出し、涼しくて空気が乾燥している西寧地区に農作物品種を長期間保存できる種子保存庫を建設することを決定した。保存庫は「西寧種質自然庫」と呼ばれていたが、その後、現在の名前に変更された。
青海大学農林科学院の侯万偉副研究員によると、国家農作物遺伝資源重複保存バンク(西寧)は50年間にわたり安定的に稼働しており、現在は食糧や綿、油、果物、野菜、茶、砂糖、草など作物220種の遺伝資源45万9228点、部レベル審査認定品種の遺伝資源1万1705点を保存している。
サイエンスポータルチャイナ事務局が、中国の科学技術に関するニュース記事を人民網と共同通信の記事より選んで、日々届くフレッシュなニュースとしてお届けしています。
下記よりご覧ください。