中国で開発が進む高速鉄道車両「CR450」が年内にラインオフする見込みとなっている。導入されると、高速鉄道の時速は350キロから400キロへとレベルアップする。中央テレビニュースが伝えた。
CR450には永久磁石やマグネシウム合金、炭素繊維といった素材が使われており、最大乗車人数時の総重量を約500トンから約460トンに軽量化した。また、トラクション効率も1万1000キロワット(kW)まで向上した。
ブレーキの性能も高まっており、列車が時速400キロで走行していても、安全に緊急停止できるようになっている。
このほか、加速する際の反応時間が約12%速くなり、消費エネルギーも20%削減している。