2024年04月22日-04月30日
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広州市海珠区、大規模モデル応用実証エリアを建設へ

2024年04月26日

 中国広東省広州市海珠区琶洲でこのほど、琶洲大規模モデル応用実証エリアの建設発表会が行われた。科技日報が伝えた。

 今年3月に「広州市による海珠区の大規模モデル応用実証センター建設支援実施案」が発表、施行された。これは中国で初めて業界の大規模モデル産業発展に焦点を当てた計画で、海珠区における大規模モデル応用実証エリアの建設を推進し、2026年までに大規模モデルの応用を推し進め、代表的企業を50社選び、5000以上のアルゴリズムを備え、実証エリアの主な事業収入を5000億元(1元=約21円)以上に導く。

 大規模モデルの発展を支えるため、海珠区は政策サポートプラットフォーム、計算能力供給プラットフォーム、コンプライアンス指導サービスセンター、インキュベーション育成プラットフォーム、金融エンパワーメントプラットフォーム、エコシステム集積プラットフォームの構築に取り組む。

 広州市と海珠区は3年間で10億元以上を投資し、大規模モデルのハードウェア基礎レベル、AI応用レベル、デジタル経済の人材レベルの3つの面から支援を提供する。大規模モデルまたはアルゴリズムの登録を完了した場合、最大100万元の奨励金を与える。

 海珠区は大規模モデル企業の計算能力に対するニーズを満たすため、現地の計算能力を重点的に整備するとともに、計算能力調節プラットフォームを構築し、スマートな計算能力の供給拡大を加速させる。海珠区はすでに琶洲算谷沙渓スマート計算センターの計算能力追加を推進しており、上半期に完了させる。

 同区はまた、広州市に属する国有企業と共に、琶洲次世代AI産業基金の設立を急いでおり、民間資本の共同出資を促す。基金の総規模は100億元以上を計画しており、誘致の代わりに、投資によって優良産業クラスターを育成する。海珠区は年内に第1期基金の設立を完了する予定で、その規模は10億元以上になる見込みだ。

 
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