2024年05月01日-05月10日
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深圳市のスーパー充電ステーション、362カ所に ガソリンスタンド上回る

2024年05月10日

 中国広東省深圳市発展・改革委員会は4日、同市には4月30日現在、362カ所のスーパー充電ステーションがあり、ガソリンスタンドの数を上回ったと明らかにした。新華社が伝えた。

 自家用車がスロー充電ポールを使ってフル充電するには通常7~8時間かかり、急速充電ポールでも1~2時間かかるが、スーパー充電ポールを使うと10分以内に80%以上の充電が可能となる。

 深圳市は2023年6月29日に初の全液体冷却スーパー充電モデルステーションを提唱し、「スーパー充電シティ」の建設開始を発表した。その後、スーパー充電技術の応用、普及、展開を着実に推進。市内全域を網羅するスーパー充電サービス拠点をほぼ構築した。これらの拠点の大半は既存の公共充電ステーションを利用して建設されたもので、大型複合施設や路線バスターミナル、産業パークなどに分布している。

 スーパー充電ステーションの増加は、新エネルギー車の充電効率を大幅に高めている。南方電網深圳電力供給局のデータによると、深圳市の今年第1四半期(1~3月)の新エネ車充電量は前年同期比10.9%増の6億7000万キロワット時(kWh)となった。

 データによると、23年末時点の深圳市全体の新エネ車保有台数は97万台以上で、新車の電動化普及率は60%を超えた。計画によると、同市の新エネ車数は25年末に130万台に達する見込みだ。

 
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