中国江西省南昌市贛江新区では、道路の両側を花びらの形をした街路灯が照らしている。科技日報が伝えた。
中国節能環保集団傘下の中節能晶和科技の陳昕総経理は「このスマート街路灯は道路を明るく照らすだけでなく、監視カメラや交通管理、環境モニタリング、ニュースリリース、情報プロモーションなど複数の機能が一体化している」と述べた。
贛江新区の5Gスマート街路灯は、シリコン基板LEDチップのスマート照明技術に基づいており、従来の高圧ナトリウムランプと比べ、省エネ率は約60%に達する。晶和科技の都市スマート照明管理プラットフォームの制御により、二次的な省エネも可能となっている。
同社ソフトウェアシニアエンジニアの楊鵬氏は「当社の都市スマート照明管理プラットフォームは、街路灯が設置された道路の実際のニーズに基づき合理的に調光し、明るさやオンオフの時間を正確にコントロールでき、メンテナンスと交換の頻度を大幅に下げ、過熱や過負荷による損害を減らす。すべての街路灯の精密な管理を実現することで、省エネ、節電、排出削減の目的を達成する。プラットフォームはまた、クラウドコンピューティングやモノのインターネット、ビッグデータ、人工知能などの技術に基づいており、都市の街路灯を1つのネットワークでスマートに管理・制御できる」と説明した。
5Gスマート街路灯は通信基地局や交通信号、監視、情報発信など複数の都市サービス機能も一体化できる。この街路灯を通じて収集されたデータは、最終的に晶和科技の都市スマート照明管理プラットフォームに集約され、リアルタイムのデータ更新が行われる。