中国では卒業シーズンを迎え、大学が用意した卒業記念品が、卒業生に特別な想い出を届けている。今年、北京科技大学を卒業する学生がこのほど、特別な記念品を受け取った。新華網が伝えた。
その記念品とは、同大学の新材料技術研究院炭素材料・機能性薄膜研究室が独自開発したダイヤモンドの指輪だ。開発チームのリーダーを務めた李成明教授は「卒業生たちがこのダイヤモンドのように、将来直面するプレッシャーに耐え、常に強く輝き続けることを願っている」と話した。
指輪には、0.5カラットのブラックダイヤモンドと0.5カラットのホワイトダイヤモンドの2つがはめ込まれている。
李教授のチームは長年にわたり、ダイヤモンド分野の最前線で研究を重ね、大面積で亀裂のない超厚型ダイヤモンド膜をプラズマ噴射法で作製することに成功。ダイヤモンド膜の熱学応用分野で世界トップレベルに達し、人工ダイヤモンド自立膜の産業応用を推し進めてきた。