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北京航空航天大学、太陽光動力の超小型ドローンを開発

2024年07月25日

 北京航空航天大学の科学研究チームは独自開発した新型静電モーターを利用し、重さわずか4.21グラムの太陽光動力超小型ドローンの開発に成功した。関連成果は18日、国際的学術誌「ネイチャー」に掲載された。新華社が伝えた。

 太陽光で大型ドローンを駆動することはもはや新しいことではないが、超小型ドローンを駆動するために太陽エネルギーをどのように利用するかについては業界の難題だった。現在のドローンは通常、既存の電磁モーターをエンジン部品として使用している。超小型ドローンの場合、電磁モーターを超小型化すると、回転速度が上昇して発熱が増加し、エネルギー変換効率が急激に低下して機体が大面積ソーラーパネルの重さに耐えられないため、飛行できなくなる。

 同大学エネルギー・動力工学院の漆明浄教授は「研究チームは革新的な新しい静電駆動方式を打ち出した。回転速度が低く、発熱が少なく、変換効率が高い超小型静電モーターを開発し、超小型飛行体の完全な自然光エネルギーによる離陸と持続的な飛行を実現した」と説明した。

 同院の閆暁軍教授は「太陽光超小型ドローンは長い航続時間を実現した。今後の開発が進めば、緊急救助や狭い空間での検査などのシーンで応用される見込みだ」と語った。

北京航空航天大学
 
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