標高5000m級の220kV送変電プロジェクトが送電に成功

　中国で標高が最も高い送変電施設の一つである新疆ウイグル自治区ホータン県希少金属鉱業パーク220キロボルト（kV）送変電プロジェクトが21日、送電に成功した。プロジェクトの稼働により、同県南部の山間部と新疆の大規模電力網が結ばれ、電力供給の不安定性と電力不足の難題が解決する。科技日報が伝えた。

　プロジェクトは2023年2月に着工。カラカシュ県220kV梧桐変電所から220kV藍鑽変電所に至る。電線の総延長は210キロで、新たに1カ所の220kV変電所と560基の鉄塔を建設した。

　プロジェクトの中で最も高い鉄塔は標高5390メートルに位置し、中国国内の220kV送変電プロジェクトのうち最も工事が困難で標高が最も高いプロジェクトとなった。