中国貴州省貴陽市でこのほど開かれた2024中国国際ビッグデータ産業博覧会では、先進テクノロジー成果10件と優秀テクノロジー成果57件が発表された。新華網が伝えた。
先進テクノロジー成果の発表は、ビッグデータ分野における最新テクノロジー成果を示すもので、ビッグデータ分野従事者の知恵と貢献を明らかにすることを目的としている。これは国家科学技術奨励活動弁公室から承認された、中国国内で唯一のビッグデータ分野の社会的科学技術賞である。
今回発表された10件の先進テクノロジー成果は、企業管理や農業生産、データセキュリティ、交通モビリティに関するもので、ビッグデータと各業界の深い融合を推進することを目指している。
10件の成果は以下の通り。
(1)アリババクラウド(阿里雲)の飛天企業版「次世代マルチコア・マルチ計算能力」政府・企業クラウドプラットフォーム。
(2)複雑な環境下における農業病害虫のマルチモーダルビッグデータによる精密識別技術。
(3)高効率・動的防護クラウドセキュリティ保護とAPI(アプリケーションプログラミングインターフェース)の精密検出技術。
(4)SBOMに基づくソフトウェアサプライチェーンの安全性におけるコア技術のブレイクスルーと大規模応用の革新的な実践。
(5)中国移動が発表した九天川流モビリティ大規模言語モデル。
(6)螞蟻数科のプライバシー計算技術プラットフォーム(FAIR)。
(7)サービスとしてのModelArts Studio大規模言語モデルプラットフォーム。
(8)神経系疾患の診療技術向上に関するデータベースおよびソフトウェアの開発と応用。
(9)天翼クラウド一体化計算加速プラットフォーム。
(10)中国聯通の超大規模レイクハウスビッグデータプラットフォームの重要技術及び応用。
組織委員会によると、今年の選考は5月から始まり、世界の企業や大学、研究機関、業界団体などを対象に募集が行われた。最終的に大規模AIモデル、ブロックチェーン、クラウドコンピューティング、データセキュリティなどの分野に関する275件のテクノロジー成果が寄せられた。