2024年09月09日-09月13日
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リモートセンシング衛星「吉林1号」が撮影した世界地図を公開

2024年09月10日

 長光衛星技術は2日、リモートセンシング衛星「吉林1号」が1年かけて撮影した高解像度の衛星画像690万枚の中から厳選した120万枚を利用して作成した世界地図を初めて公開した。その解像度や即時性、位置測定精度などの指標はいずれも世界最高水準に達している。人民網が報じた。

「吉林1号」が撮影した画像を利用して作成された世界地図はカバー面積が1億3000万平方キロで、南極大陸とグリーンランドを除く世界全ての陸地がサブミクロンの解像度の画像で描き出されている。

 この地図に利用された画像は、解析度0.5メートルのものが全体の90%を占めている。単一年度の画像が占める割合は95%以上で、全体の雲量は2%未満となっている。「吉林1号」が撮影した画像を利用して作られた世界地図は、世界の同じタイプの画像と比べても、空間分解能や時間分解能、カバー率が高く、オリジナル性の高いものとなっており、その指標も最高水準となっている。

 この世界地図は、環境保護や林業の監督管理、自然資源調査など幅広い業務に応用でき、政府機関や業界のユーザーに、精密化されたリモートセンシング情報と商品、サービスを提供する。

 高精度地理空間情報の中核的な担い手である「吉林1号」が撮影した画像を利用して作成された世界地図は、世界の時空構造の変化を高精度で描写する重要な根拠となり、世界レベルのリモートセンシング応用サービス体系を構築する上で重要な意義を持つ。

 現時点で、長光衛星が打ち上げた108基の「吉林1号」が軌道上にあり、世界最大規模のサブミクロン級商業衛星コンステレーションを構築している。

 
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