中国広東省汕尾市でこのほど、単体としては世界最大となる風力発電・漁業融合型養殖用ケージプラットフォーム「伏羲1号」が完成して稼働した。科技日報が伝えた。
中国広核集団の「伏羲1号」は、汕尾中広核後湖50万キロワット(kW)洋上風力発電所中心エリアに位置し、養殖用ケージの本体構造とその上部のプラットフォームで構成される。養殖用ケージの本体構造は縦70メートル、横35メートルで、水深は約25.7メートル。養殖用の水量は6万3000立方メートルに達する。
中広核総経理の高立剛氏によると、「伏羲1号」は台風や衝撃、腐食に強い大型海洋牧場の養殖用ケージ構造設計と建造技術を採用。非常に強い台風にも耐えられるという。プロジェクト稼働後の予想年間生産高は5400万元(1元=約20円)を見込んでいる。