2024年09月17日-09月20日
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中国コンピューター大会、10月に浙江省で開催

2024年09月19日

 中国計算機学会(CCF)によると、2024中国コンピューター大会が10月24~26日に浙江省東陽市横店鎮で開かれることになった。テーマは「新たな質の生産力の発展、計算が導く未来」で、同鎮で開かれるのは今回が初めて。人民網が伝えた。

 2003年に創設された中国コンピューター大会は、コンピューター分野の学術・技術・産業・教育関係者が発展傾向について議論する、年に一度の祭典となっている。過去の大会はいずれも大都市で開催されてきたが、今回は横店鎮で1万人が出席する学術会議が開かれる。

 今回なぜ、映画スタジオの町として知られている横店が選ばれたのだろうか。中国計算機学会理事長で中国工程院院士(アカデミー会員)の孫凝暉氏によると、同大会は今回、現地の特徴に合わせ、「AI+映像」を際立たせる予定で、各計算分野の専門家が現地の経済や産業を理解し、新たなアイデアが生まれることを期待しているという。

 同大会では118の大会特別招待報告、3つの大会フォーラム、138の専門フォーラムが開かれる。人工知能(AI)やサイバーセキュリティ、基盤ソフトウェア、教育、半導体などの34項目の技術分野をカバーし、中国内外の800人以上の専門家や学者、技術者らが講演し、交流する。その中にはチューリング賞受賞者や、十数人の両院院士も含まれている。

 大会特別招待報告やフォーラムでは、大会のテーマに沿って、計算分野の理論、技術、産業の先進的な内容を共有する。大会フォーラムのテーマは「AIと未来の映像」「大規模言語モデルはAGI(汎用人工知能)へと向かうのか」「『AI+』が新たな質の生産力をどう活性化するか」となっている。

 
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