AS700有人飛行船「祥雲」が12機受注 商用運航開始へ
2024年10月22日
中国広西チワン族自治区桂林市の月亮山麓で、AS700有人飛行船「祥雲」が、デモンストレーション飛行を行った。人民網が伝えた。
これに先立ち行われたイベントでは、「祥雲」を開発した中国航空工業集団中国特殊飛行器研究所が、広西桂林方舟通用航空に飛行船の鍵を引き渡すとともに、中国康輝旅遊集団との間で同機12機の売買契約を結んだ。これにより、中国の国産有人飛行船が研究開発から生産、許可証取得、引き渡しを終え、まもなく商用運航が開始することとなった。
「祥雲」は最大航続距離が700キロメートル、最大航続時間は10時間、設計飛行速度は最大で時速100キロ、最大飛行高度は3100メートルとなっており、操縦士1人を含め一度に最大10人が乗れる。同機は今後、主に低空域観光の分野で応用される見込みだ。
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