2024年世界インターネット大会烏鎮サミットが11月19~22日に浙江省烏鎮で開催されることになった。同大会は24日、北京市で記者会見を開き、関連情報を発表した。人民日報が伝えた。
同大会の任賢良秘書長は「今年のテーマは『人を中心とした、スマートでソーシャルグッドなデジタル未来を迎え入れる-手を取り合ってサイバースペースの運命共同体を構築しよう』だ。人工知能(AI)技術と産業発展、その経済・社会への影響に焦点を当てる。開催期間中には、世界のインターネット関連分野で優れた貢献をした個人・企業を表彰する『世界インターネット大会傑出貢献賞』を設立する。また、世界インターネット大会AI専門委員会を設立し、AI国際交流・協力のプラットフォームを構築する。世界インターネット大会シンクタンク協力計画を開始し、世界のシンクタンクによるインターネット関連問題の研究、交流、協力を推進する」と説明した。
サミットではグローバル開発イニシアティブやデジタル経済、オープンソースエコシステムの開発、データガバナンス、AI技術イノベーション・ガバナンス、若者とデジタルの未来などについて、24回の分科会を開催する。さらに、世界インターネット大会リーディングテクノロジー賞、「インターネットの光」博覧会、「烏鎮へ直通」世界インターネットコンテストなどのイベントを開催する。
中国は2014年に世界インターネット大会を創設し、その永久開催地を浙江省烏鎮とした。世界インターネット大会は2022年7月に、毎年1回の国際会議から常設機関を持つ国際組織に格上げされ、共に話し合い、共に建設し、共に分かち合うプラットフォームを構築した。大会は今後もイノベーションを続け、国際サイバー空間の交流と協力を促進し、サイバー空間運命共同体の構築を新たな段階に押し上げる。