中国初の臓器チップ分野の国家標準「皮膚チップの一般技術要件」(GB/T 44831-2024)がこのほど、発表された。これは中国が臓器チップ標準化分野で重要な一歩を踏み出したことを示しており、同分野の科学研究・産業応用の規範化・標準化発展に対して重要な意義を持つ。科技日報が伝えた。
東南大学蘇州医療機器研究院の顧忠沢院長のチームが標準の草案作成を主導した。
同標準は主に皮膚チップ関連の専門用語の定義、皮膚チップの外観、細胞源、モジュールの性能、生物的性能の技術要件を定めたもので、皮膚チップ製品の設計、生産、検査に用いられる。
顧氏は「皮膚チップはハイスループットや自動化の培養と検査が可能で、効果的な毒性検査、薬品スクリーニング、化粧品評価のツールになる見込みだ」と説明した。