次世代「人工太陽」中国環流3号の新たな物理実験がこのほど始まり、中核集団の研究チームが独自開発したデジタルツインシステムが初めて導入された。人民日報アプリが伝えた。
中国環流3号は中国が独自に設計・建造した磁気閉じ込め核融合ビッグサイエンス装置であり、現在中国で最大規模の先進的トカマク装置として、次世代「人工太陽」と称される。同装置は昨年末より世界に開放されており、今年の第1回国際合同実験では、フランスや日本など世界17の著名科学研究機関・大学が参加した。
真空熱処理は装置運営の重要な一環とされる。デジタルツインシステムはこのプロセスに「スーパーアイ」を装備させるもので、バーチャル空間で物理的な実体と全く同じデジタルモデルを構築し、真空熱処理プロセスの全面的かつリアルタイムで正確なモニタリングを実現している。デジタルツインシステムの応用は、同装置のデジタル重要コア技術の進展を示しており、安全で安定した運営を保証するものとなる。