中国江西省湖口県で740TEU(20フィート標準コンテナ換算)完全電動オープントップコンテナ船2隻の着工式がこのほど、行われた。これにより、世界最大規模で中国初の1万トン級完全電動最先端スマート船が建造段階に入った。科技日報が伝えた。
同船は全長127.8メートル、型幅21.6メートル、型深さ10.5メートル。デュアルエンジンやデュアルプロペラによる推進を採用し、最大航行速度は11.5ノットとなっている。約740TEUの積載エリアがあり、10個のボックス型バッテリーを動力源とし、さらに太陽光発電システムで再生可能エネルギーを提供しており、停泊中の積み卸しや運航中におけるゼロエミッションを実現する。
同船はまたスマート統合プラットフォーム、スマート機械室、外洋での自律航行を備え、リアルタイム周辺視角、全天候航行視覚感知、航路計画、自動操縦、自律衝突回避、操縦モード切り替えなどの機能を持つ。1隻目は2026年1月に使用開始される予定となっている。
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