中国長江三峡集団によると、高風速海域に建設された三峡集団東山杏陳180メガワット(MW)洋上太陽光発電所プロジェクトで、発電ユニットがこのほど系統接続した。人民日報海外版が伝えた。
同プロジェクトは福建省東山県杏陳鎮と前楼鎮の海域に位置する。平均日照時間は2204時間と太陽光資源が豊富で、年平均風速5.2メートル、最大風速48メートルと、周辺の風力や波、海流などの自然条件が厳しく、複雑な航行環境を持つ。プロジェクトの総発電設備容量は180MWで、関連施設として110キロボルト(kV)陸上ブースターステーションと18MW/36メガワット時(MWh)のエネルギー貯蔵システムを建設する。
完成後は年平均3億kWhのクリーン電力を提供し、標準炭消費量を年間9万200トン削減し、現地のエネルギー構造の調整を後押しするとともに、電力供給の安全保障能力を高める。同プロジェクトは今後、太陽光発電と養殖を結びつけることで、「上で発電し、下で魚を養殖する」形を模索する。
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