10月31日から11月4日まで開催された第136回中国輸出入商品交易会（広州交易会）第3期オフライン展で、中国的デザインと新興テクノロジーを融合したアパレル製品が登場した。工人日報が伝えた。
一点の服にはどれほど多くのテクノロジーが含まれるのだろうか。
重慶市星湖路に住む劉さんは「重慶の季節は夏と冬しかない。朝、家を出る時は寒いが、午後は非常に暑くなる。『ダブル11』（11月11日のネット通販イベント）のセールを利用して温度を調節できる服を購入したが、非常にいい感じだ」と語った。
新たなスマート温度調節衣料品は環境温度と人間の活動状態に基づき温度を自動で調節でき、さまざまな環境でも着用者の快適さが維持できる。
福建省尚飛制衣公司の陳耿総裁は「現在のアウトドアウェアは、より日常的な発展に向かっている。現在のアウトドアウェアは高機能で、見た目と快適性も兼ね備える必要がある。当社が生産する空気注入式水陸両用3in1ジャケットは、4つのエアカプセルが内蔵されており、手動で空気を入れ断熱・保温を行う。カプセルはさらに水に落ちた時に着用者を浮かばせ、胴体の体温低下を最大限に回避し、生存可能性を高めてくれる」と説明した。
「データ分析によると、あなたの体力は限界に達しています。速やかに運動状態を調節してください」「あなたのバイタルサインに異常があり、脳血管疾患に罹患する可能性が80％を超えています。病院で検査を受けてください」。これは西北工業大学が開発した衣類で、高性能繊維応力センサーを服の中に織り込んでいる。フレキシブルでウェアラブルなスマート健康モニタリングシステムを開発しており、着用することでその人の健康状況を「予知」できる。
衣料品テクノロジーの持続的なイノベーションに伴い、保温テクノロジーの秋冬衣料品への応用が、今年の衣料品市場の大きな注目点になっている。「遠赤外線蓄熱」や「火山岩蓄熱」などの材料技術がダウンジャケットなどの秋冬衣料品に広く応用され、その保温性を高めるとともに、新たな着用体験をもたらしている。