中国全土供給販売合作総社昆明食用菌研究所が選定・育成したキノコの新品種「中菌黄見手青1号」が11月25日、雲南省種子管理ステーションの専門家によって承認された。人民網が伝えた。
「見手青」はイグチ科に属し、調理すると美味しい。切った後に色がインディゴブルーに変わるため「見手青」と名付けられた。
以前は技術的な理由から産業化栽培ができなかったが、室内での人工栽培が可能となったことで、将来的には大量生産も視野に入っている。
スタッフによると、「見手青」は菌床作成から最初のキノコ収穫まで約55日かかり、その後は約10日ごとに収穫でき、1つの菌床から3回収穫できる。また、人工栽培の「見手青」は、味わいが野生の「見手青」とほとんど変わらないという。
野生キノコの人工栽培についてはここ数年、研究者の実験が続いており、大きな成果が上がっている。
ポルチーニ茸は現在、雲南省シーサンパンナ・タイ族自治州で工場化栽培が実現し、食卓の「常連」となっている。
2020年からは、中国科学院シーサンパンナ熱帯植物園の専門家が雲南省南華県で野生のオオシロアリタケの生育環境を模倣して栽培しており、現在、初歩的な成果が得られている。
(画像提供:人民網)