中国で1200カ所以上のスマート工場が完成
2024年12月26日
中国では1200カ所以上の先進的なスマート工場と230カ所以上の卓越したスマート工場が完成し、カスタマイズ、柔軟な生産、バーチャル製造、スマートサービスなどの新しいモデル・業態が急速に発展していることが20日、工業・情報化部（省）への取材で分かった。新華社が伝えた。
スマート製造の発展が成果を上げている一方で、スマート製造装置産業の規模も急速に拡大し、エコシステムが形成されつつある。工業・情報化部が公表したデータによると、現在、中国では469項目のスマート製造に関する国家標準と50項目の国際標準が発表され、6500社以上のスマート製造システムソリューションサプライヤーが全ての製造業分野をカバーするサービスを提供している。
ネットワークインフラはスマート製造の基礎だ。現在、中国の5G基地局の総数は414万カ所を超え、「第14次五カ年計画（2021-25年）」情報通信業界発展計画で打ち出された、2025年までに1万人当たり26カ所の5G基地局を持つという目標はすでに達成している。
同部の辛国斌副部長は「産業の需要に基づき、スマート製造分野の重要テクノロジープロジェクトを推進する。先進的な工程、スマート装置、産業ソフトウェアの集約的連携イノベーションを促進し、テクノロジー成果の実用化を加速させる。『AI＋』製造を実施し、スマート工場の段階的な育成を推進し、コア技術を確立し、細分化された業界に根ざしたスマート製造システムソリューションサプライヤーを継続的に育成する。さらに、スマート製造の標準システムを整備し、5Gが製造業分野における融合イノベーションと大規模な応用を深めていく」と語った。
（画像提供：人民網）
関連記事
- 2024年03月12日
- 北京、新たなスマート工場を100カ所建設
※掲載された記事、写真の無断転載を禁じます