清華大学新聞学院と人工知能(AI)学院の兼任教授である沈陽氏率いる教員・学生チームによる「人間と機械の共生:未来の芸術の共同創作」絵画展がこのほど、同大学蒙民偉人文棟で開幕した。絵画展は清華大学科学博物館と清華大学新聞学院ニューメディア研究センターが共催し、AIと芸術創作の深い融合の最新成果を展示している。光明網が伝えた。
同大学科学博物館の呉国盛館長(教授)は「今回の展示はユニークな絵画展で、人間と機械の共生や、人間と機械による共同創作の未来の芸術空間を示している。中国初の総合的収蔵研究型科学博物館である清華大学科学博物館は、歴史と未来の両方に向き合い、新たな技術、人文、芸術の発展に注目し続けている」と語った。
絵画展の企画者で清華大学新聞・伝播学院の陳禄梵博士は「今回は美学理論シリーズ、神獣シリーズ、陽坡村発展・変遷シリーズの3シリーズで計45点の作品を展示している。理論の模索、伝統文化の継承、農村振興などにおけるAI芸術の革新的な応用を紹介したい」と説明した。
清華大学絵画学部支部書記の周愛民教授は「AI時代の到来は芸術発展の必然的な流れだと考えている。レンブラントから印象派へと、芸術の歴史は常に技術発展とともにあり、AIは芸術に新たな翼を与えるだろう」との見解を述べた。
開幕式で同チームは、清華大学科学博物館に1000点の高品質AI芸術作品の収蔵・展示・研究の許可を与え、人型ロボット0.1バージョンを寄贈した。
会場では「人間と機械の共生、現場絵画」交流イベントも開かれ、参加者が人間と機械による共同創作の過程を体験した。
絵画展は5月18日まで一般公開される。
(画像提供:人民網)