中国新疆ウイグル自治区の崑崙山麓で10日、人工降雪作業機器を搭載した中型ドローンが高度4000メートル以上の上空で人工降雨用の発煙筒に点火した。中国が崑崙山の山間部で人工降雪実験が行われたのは今回が初めて。科技日報が伝えた。
同自治区天気人的干渉センターの厳建昌主任は「今回の作業エリアは標高3500メートルで、酸素濃度が低く、触媒散布における課題となっていた。この困難を克服するため、ドローンには長時間の発煙筒が搭載され、上空4200メートルで燃焼・点火実験を行い、触媒を散布した。ドローンには高精度センサー機器が搭載され、測位やリアルタイムモニタリング、作業エリアの測量が可能だ。これらの機能は実験の中で検証された」と説明した。
同センターは2024年より中・大型ドローンを使い雲・降水観測や人工降雨・降雪試験を計23回実施している。主に天山、バインブルック、ウルムチなどの地域で実施し、総飛行時間は46時間に達しており、1回の作業時間は1時間半以上となっている。これらの試験で蓄積した経験が、崑崙山での初の実験にサポートを提供した。
崑崙山脈は中国西部地域の重要な水源地の一つで、地域の生態バランスの維持、農業生産の保証、経済・社会発展促進において重要な役割を担っている。人工降雨(雪)作業は、適切な気象条件下で雲の水蒸気凝結を促進し、雨量を増やし、地表や地下の水資源を補う。

(画像提供:人民網)