中国北京市発展・改革委員会によると、同市は今年、新エネルギー車の充電インフラ整備を強化し、超急速充電スタンドを1000カ所以上建設する計画だ。科技日報が伝えた。
このほど発表された「北京市国際グリーン経済ベンチマーク都市の建設加速に関する2025年の重点事項」では、スマートコネクテッド新エネルギー車産業の発展を継続的に推進し、充電インフラのサービス能力を全面的に向上させることが示された。これには、重点エリア、事業所内、特定用途向けの充電施設の整備を推進し、累計1000カ所以上の超急速充電スタンドを建設することが含まれる。
2024年末時点で、市内15区65カ所の超急速充電スタンドと、240基の超急速充電器の建設が開始されている。これらのスタンドには、少なくとも2基以上の出力360キロワット(kW)以上の超急速充電器が設置され、「1秒で1キロメートル分を充電可能」という高速充電の実現を目指している。
北京市発展・改革委員会エネルギー処の陳永申副処長は「従来は1時間近くかかっていた充電時間が現在の15~20分に短縮され、充電体験が大幅に向上するとともに、超急速充電スタンドの整備を通じて電気自動車の普及促進にも寄与する」と述べた。
これらのプロジェクトが完了すれば、北京市における新エネルギー車の充電速度が大幅に向上し、普及がさらに加速することが期待される。また、一部の住宅地で充電器の不足により発生している充電困難の問題を効果的に緩和することも可能となる。
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