中国有人宇宙プロジェクト弁公室は2月28日、パキスタンの首都イスラマバードで、パキスタン宇宙高層大気研究委員会と「パキスタン宇宙飛行士の選抜・訓練および中国宇宙ステーション飛行ミッション参加に関する協力協定」に調印した。中国は今後数年以内にパキスタンの宇宙飛行士を中国の宇宙ステーションへ送り、短期飛行ミッションを行う。科技日報が伝えた。
調印式はパキスタン首相府で行われた。パキスタンのシャリフ首相の立ち会いのもと、中国有人宇宙プロジェクト弁公室の林西強副主任とパキスタン宇宙高層大気研究委員会のムハンマド・ユスフ・カーン議長が協定に署名した。同協定の締結は、中国政府が初めて外国人宇宙飛行士の選抜・訓練を実施することを意味し、中国の宇宙ステーションが初の外国人宇宙飛行士を迎えることとなる。
計画によると、双方は約1年かけて選抜作業を行い、パキスタンの宇宙飛行士は中国で全体的な訓練を受ける。中国の宇宙ステーションの飛行ミッション計画に基づき、今後数年以内に宇宙飛行士を中国の宇宙ステーションへ送り、短期飛行ミッションを行う予定だ。