中国最大の超深層石油・ガス生産拠点であるタリム油田は、6000メートル以下の地層から石油換算で累計1億5000万トン(石油換算)の石油・ガスを採取したことが13日、中国石油天然気集団への取材で分かった。これは昨年の中国の石油・ガス生産量の37%に相当する。中央テレビニュースが伝えた。
石油・ガス開発については一般的に、埋没深度が4500メートル以上の地層を深層、6000メートル以上の地層を超深層と呼んでいる。同油田は今年1~2月、超深層石油・ガス開発を進め、石油換算で300万トン採取した。超深層石油・ガス生産量が増加し、埋蔵量増加および生産拡大の中心となった。
タリム盆地は中国で最大の面積を持つ石油・ガス埋蔵盆地で、超深層石油・ガス資源埋蔵量が豊富だ。この地域では、中国初の1万メートル超科学調査井「深地塔科1井」がこのほど、地下1万910メートルに到達し、世界で初めて地下1万メートルの石油・ガス資源を発見した。
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