中国安徽省農業農村庁の劉学貴副庁長は18日、2024年における同省の農作物種子販売額が100億元(1元=約21円)を超えて中国国内3位になったことと、ハイブリッド米種子の輸出量が6年連続で中国トップだったことを明らかにした。中国新聞社が伝えた。
安徽省は、中国における5大穀物供給省の一つで、2024年には同省の穀物生産量が過去最高を更新し、総生産量は前年比33万5000トン増の4184万5000トンに達した。これにより、同省の穀物生産量は8年連続で4000万トン以上を維持している。
劉氏は「当省は引き続き地域の特性に適した農業の発展を推進していく。種子は『農業における半導体』だ。今年、安徽省は合肥を『種子業の都』として発展させ、生物育種に関する安徽省実験室を設立するとともに、崖州湾国家実験室安徽拠点の創設を積極的に推進する。また、種子産業のマーケットエンティティを強化し、主導的な役割を担う大手企業を育成する。さらに、優良品種の共同研究を強化し、画期的な品種の開発を加速させる」と述べた。
同省は今年、複数のハイレベル農業テクノロジーイノベーションプラットフォームを整備し、著名な研究機関と連携して農業テクノロジーイノベーションアライアンスを構築し、コア技術の研究開発やテクノロジー成果の実用化を行う。さらに「100の農業重要テクノロジー研究開発」計画を実行する予定となっている。
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