ハルビン工業大学とワイリー・パブリッシングによる国際的学術誌「SmartBot」創刊号がこのほど、公開された。中国内外の26人の院士(アカデミー会員)を含む49人の国際編集委員チームは、20カ国・地域のメンバーで構成され、効率的で影響力あるロボット分野の国際学術誌と世界トップレベルの学術交流プラットフォームの構築を目指している。中国放送網が伝えた。
「SmartBot」は「中国科学技術学術誌卓越行動計画」における新しい学術誌で、ロボット技術・システム全国重点実験室を基盤として、世界トップレベルの学術リソースを集約している。スイス工学科学アカデミー会員のブラッドリー・ネルソン教授が編集長、中国工程院院士でハルビン工業大学副校長の劉宏教授が編集委員会主任、同大学の李隆球教授が執行編集長を務める。編集委員には鄭南寧院士、楊華勇院士、丁漢院士、王耀南院士、王樹新院士、張建偉院士ら中国内外の院士が名を連ねており、ロボット学のトップレベルの学者や米国電気電子学会(IEEE)や米国機械学会(ASME)などの国際学術機関の会員が含まれ、学術誌の学術的権威と国際的影響力が確保されている。
「SmartBot」は学際的な英文学術誌として、グローバル学術共同体の構築に注力する。基礎理論の研究と産業応用の双方向の転換を推進し、ロボット技術の最先端かつ学際的分野の独創的研究、総説論文、短報、解説、オピニオンなどの記事を掲載する。ジャンルは、ロボット化製造、軟体ロボット、人形ロボット、マイクロ・ナノロボット、医療ロボット、駆動制御、人工知能(AI)、マン・マシン・インタラクション、機構学、センシングと検出などを含む。「Wiley Online Library」プラットフォームを通じて、世界中でオープンアクセスが可能だ。

(画像提供:人民網)