2025中国知的財産権保護ハイレベルフォーラムが21、22両日、北京市で開かれ、知的財産権分野の専門家・学者および中国内外のイノベーション企業の代表が、人工知能(AI)の発展を背景とした知的財産ガバナンスについて話し合った。中央テレビニュースが伝えた。
中国国家知識産権局の関係者は、「特許審査指針」の改訂や「AIが関与する発明の特許出願に関する指針」の発表などを通じ、AIが関与する発明の特許出願を可能にし、AI特許の「創造性」に関する審査基準を整備すると明らかにした。
世界知的所有権機関(WIPO)の報告書によると、中国は現在、世界最大のAI特許保有国となっており、その割合は全体の61%に達している。これは中国のAI産業の発展を強力に後押ししている。
WIPOの夏目健一郎事務局長補は、過去5年間のデジタル技術分野の特許出願件数の平均成長率が他の技術分野を172%上回り、AI関連の成長率は700%に達したと紹介。生成AI特許の主要保有者のうち、半数以上が中国に由来しており、中国の関係者が生成AI分野の知的財産権の重要なプレーヤーになっていると述べた。

画像は人民網日本語版(CCTV提供)より